今回、紹介するのは、イタリア語のことわざ。
生きるのが辛いと思っている人がいたら、今回紹介する言葉を覚えて帰ってくれたらいいなと思います。
いついかなるときも頑張り続ける必要はないよと示唆してくれる、そんな言葉です。
さて、仕事、学校に行きたくないと思うことは、誰しもあるはず。
「いやいや、毎日、仕事、学校に行くのが楽しくて仕方ないよ!」ってかたがいたら、それは幸せなことです。
そんな幸せ者は、その時間を大切に過ごしてください。このページを閉じてください笑
僕は「行きたくない、行きたくない」と思いながら、毎日、仕事に行っています笑
仕事、学校などに行きたくないと思う理由は色々あると思います。
仕事、勉強がうまく行っていない、難しい。同僚、友達とうまくやれてない……
そんなとき、僕がおまじないのように唱える言葉があります。それが、これ。
Chi va piano va sano e va lontano.
これ、イタリア語のことわざです。
読み方は、「キ ヴァ ピアーノ ヴァ サーノ エ ヴァ ロンターノ」、まあ、こんなところでしょうか。
意味は、「急がば回れ」と日本のことわざが当てられることがあります。
ただ、僕は直訳で理解したほうが、このことわざのエッセンスを感じられるんじゃないかなと思っています。
なので、僕はこんなふうに訳して理解しています。
ゆっくり行く者は 健康に 遠くまで行く。
簡単に単語の説明をすると、chiは「〜するところの人」というような意味で、英語ではwho。
vaという単語は「行く」を意味しています。英語で言うところのgo。
pianoは「ゆっくり」、sanoは「健康な」、lontanoは「遠く」、eは英語でのand。
少しイタリア語を勉強すれば、すぐに意味はわかる単語で構成されています。
僕は、国民性とかのステレオタイプにはめて、その国民を理解することはできないと思っていますが、
このことわざはイタリアのステレオタイプを凝縮したことわざじゃないかなと思います。(褒めてます笑)
個人的に思うイタリア人のステレオタイプは……
なるようになるさの精神で、仕事はほどほどに、完璧じゃなくても気にしない、バカンスを心から楽しみ、仕事をするのはバカンスのため。
友人知人とのパーティを大いに楽しみ、家族を大事にし、そして、男は全員マンモーネ(マザコン)笑
当然、イタリアがこういう人たちだけで構成されているとは思いません。もしそうなら、1960年代の経済成長も自動車などの工業製品で高い技術力を発揮するとかありえないわけです。
だから、こういうステレオタイプでイタリアのみならず、国を理解するには乱暴すぎるのかとは思います。(とはいっても、国民性ってのは楽しかったりはするんですが)
ただ、僕が思うイタリア人のステレオタイプ、これは心の片隅に置いておくと少し気が楽になるとおもいませんか。
(大きな主語ですが)日本は、(最近は改善してきているように思いますが)何をするにつけても100%を求められたり、時間には厳しかったりと、なにかと消耗することが多い。
そんなとき、何時も気を張り詰める必要はないと示唆してくれるイタリアの国民性は助けになります。
国民性というあってないようなものですが、自分の助けになるなら大いに活用しましょう。
そして、そのイタリアの国民性を体現している言葉が、今回ご紹介することわざだと思います。
僕は、仕事場の机にこのことわざを書いた紙を貼っています。
ちょっと無理しているかもしれないと感じるときがあれば、この言葉を思い出してください。
きっと、気持ちを軽くしてくれます。